STM32F1版GPSNTPサーバをRP2040に移植する

最終更新日:2022/4/20

STM32miniShieldを使用したGPSNTPサーバは安定して動いています。
ところが、注文を受けても作れません。それはSTM32miniが入手出来ないのです。もう1年以上オフィシャルサイトからなくなっています。異常です。
RobotDyn社の公式サイトでもマイコンボードの扱いがなくなっています。
https://robotdyn.com/catalog/development-boards.html

そんな状況の中RP2040は安価にリリースされました。開発ボードのPicoもリリースから1年経って容易に入手出来るようになったと感じます。

そこでGPSNTPサーバをRP2040で置き換えしたいと考えました。
ArduinoIDE環境下ですので容易に移植出来るかと思いましたが、簡単には実現出来ません。構成要素は少ないので安直に思っていましたが、、、

ここでは移植が完了する迄を綴っておこうと思います。


まず構成要素ですが、比較しておきます。

構成品 STM32dino Arduino-Pico
MPU開発ボード STM32mini RaspberryPiPico
ShieldBoard STM32miniShield PicoShield
4 digits-7segLED 0.56" RobotDyn TM1637 0.56" RobotDyn TM1637
LANモジュール Wiz850io Picoなら W5500/W5100Pico
GPS    
開発環境 rogerclarkmelbourne/Arduino_STM32 earlephilhower/arduino-pico
RTC 内蔵 内蔵 TimeLib.h
バッテリバックアップ なし なし
WDT 対応 MapleLib 対応 SDK
TimerInterupt Arduino_STM32内 Khoi Hoang版
EEPROM 疑似 Arduino_STM32内 疑似 arduino-pico内


簡単に移植出来なかった事から、機能毎にステップアップして構築する事にしました。

  1. RP2040内蔵のRTCの使い方を検討(Arduino-Pico環境)
  2. RP2040でWatchDogTimerを実現するには(Arduino-Pico環境)
  3. RP2040でTimer割込を実現するには(Arduino-Pico環境)
  4. RP2040で信号割込を実現するには(Arduino-Pico環境)
  5. RP2040にTM1637を接続する
  6. RP2040にW5500とTM1637を接続する(NTPサーバ)
  7. RP2040にW5500とTM1637及びGPSを接続する(GPSNTPサーバ)



戯言(nonsense)に戻る


問い合わせ頁の表示


免責事項

本ソフトウエアは、あなたに対して何も保証しません。本ソフトウエアの関係者(他の利用者も含む)は、あなたに対して一切責任を負いません。
あなたが、本ソフトウエアを利用(コンパイル後の再利用など全てを含む)する場合は、自己責任で行う必要があります。

本ソフトウエアの著作権はToolsBoxに帰属します。
本ソフトウエアをご利用の結果生じた損害について、ToolsBoxは一切責任を負いません。
ToolsBoxはコンテンツとして提供する全ての文章、画像等について、内容の合法性・正確性・安全性等、において最善の注意をし、作成していますが、保証するものではありません。
ToolsBoxはリンクをしている外部サイトについては、何ら保証しません。
ToolsBoxは事前の予告無く、本ソフトウエアの開発・提供を中止する可能性があります。

商標・登録商標

Microsoft、Windows、WindowsNTは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
Windows Vista、Windows XPは、米国Microsoft Corporation.の商品名称です。
LabVIEW、National Instruments、NI、ni.comはNational Instrumentsの登録商標です。
I2Cは、NXP Semiconductors社の登録商標です。
その他の企業名ならびに製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
すべての商標および登録商標は、それぞれの所有者に帰属します。